★アニメ業界
問題はどれくらいの枚数が描けるか、ということになりますが、作品内容によってかなりバラつきが出ます。
ある動画マンによると、最高で月に800枚、少ないときは400枚しか描けない月もあるとか。
単純に計算すれば、収入は倍のひらきがあるわけです。
しかも、新人のうちは、そう枚数は描けないはず。
出来高制ではかなりしんどいでしょう。
そのため、固定給を設けているスタジオもあります。
その額はスタジオによって異なりますが、最低保証賃金として10万円を支給し、出来高で上回らなくても、なんとか安定した収入が得られるようにしているところもあるとか。
とはいえ、動画マン時代の収入は、総じて低いもの。
しかも、最初の研修期間中は5~8万円くらいです。
親元にいるのならともかく、東京で一人暮らしとなると、いくらなんでも5万の手当てだけではやっていけないでしょう。
しばらくは親の援助か、貯金でもない限りは難しいかもしれません。
しかし、ものは考えようと言うことも。
★アニメ業界
一般には低収入とかいわれていますが、力さえつけて、キャリアアップすれば、普通のサラリーマンより稼いでいる人もいるのです。
しかし、ないのはそこまで行くのには何年もかかります。
アニメーターになっても、最初は動画マンからのスタートです。
ではまずその収入について見ていきましょう。
動画マンに対しては、1枚いくらという出来高制が一般的です。
その単価ですが、だいたい、テレビアニメで1枚あたり150~170円から。
同じテレビでもBSなどの衛星放送になると、1枚200円程です。
劇場映画やゲームだと、1枚300円くらいになるといわれています。
★アニメ業界
ビジネスとしては巨大化し、多くの企業がこぞってアニメ業界に参入する一方で、利益が制作した人間に還元されないのは、何か強い矛盾を感じます。
こんなはなしを聞くと、くら~い気分になってしまう人もいるのではないでしょうか。
もう少し、実のある話をしてみたいと思います。
アニメーターがサラリーマンと大きく違うのは、基本的に能力給という賃金体系であること。
つまり、年齢や学歴に関係なく、能力に対して報酬が決まるという仕組みです。
★アニメ業界
一般的にアニメは低予算で制作されています。
テレビアニメについていえば、30分ものの番組の場合、最低でも1千万円以上はかかるのに、700~900万円しかテレビ局の支払いがないのです。
しかも、何年も昔から制作費は据え置きという状況。
こうした現実がすべて、スタッフの賃金に反映されるわけです。
海外発注が増えている理由も、一つには人件費を低く抑えられるからです。